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モニターがちらつく時の対処法

モニターのちらつき(フリッカー)に困っていませんか

モニターがちらつく・点滅する症状がある人向けに、フリッカーの原因と対策を解説します。ちらつきの原因はPWM調光、リフレッシュレートの設定ミス、ケーブル接続の不良の3つが大半で、順番に確認していけばほとんどの場合は改善できます。深刻に見える症状でもモニターの故障ではなく設定で解決するケースが多いです。

以下では、PWM調光の確認、リフレッシュレートとVRRの設定、ケーブルの品質確認、電源環境の見直しを順に解説します。ちらつきの原因は1つではないため、各ステップで症状が改善したかを確認しながら進めてください。

解説ではフリッカーフリー認証やPWM調光周波数などの技術仕様はメーカー公式データに基づいています。ケーブルの規格や帯域要件はVESAの公式仕様を参照しています。

ちらつきの原因がわかれば対処は比較的簡単です。まずはこの記事の手順に沿って原因を特定してください。

まず試すべきこと

フリッカーの原因はバックライトのPWM制御、リフレッシュレートの設定ミス、ケーブル接続の不良のいずれかであることが多く、設定変更で改善できるケースがほとんどです。以下に、最も効果的な対処法を優先度順に整理します。多くのケースはステップ1〜2で解決するため、まずは簡単な確認から始めてください。

まずモニターの輝度を20%以上に上げてPWMフリッカーが原因かどうかを切り分けてください。次にDisplayPortケーブルの抜き差しと規格確認を行い、VRR設定のフレームレート範囲を見直します。これらは数分で試せる対策です。

PWM調光が原因で、かつフリッカーフリー非対応のモニターを使用している場合は、フリッカーフリー対応モニターへの買い替えが根本的な解決策です。2026年のゲーミングモニターはほぼすべてフリッカーフリー対応で、3万円台から購入できます。

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PWM調光とフリッカーフリーの確認

液晶モニターの輝度はバックライトのPWM(Pulse Width Modulation)制御で調整されることがあります。PWMは高速にバックライトをオン/オフすることで輝度を変える方式で、周波数が低い(数百Hz以下)と目の疲れやちらつきの原因になります。2026年のゲーミングモニターのほとんどは「フリッカーフリー」を謳っていますが、輝度を極端に下げた場合や一部のOLEDモニターのABL(自動輝度制限)が頻繁に作動する環境ではちらつきを感じることがあります。モニターのOSDで輝度を20%以上に上げてちらつきが消えるか確認してください。

PWMフリッカーの確認はスマートフォンのカメラを使って簡単にできます。モニターに白画面を表示し、スマホのカメラで撮影してください。縞模様や点滅が映る場合はPWM調光によるフリッカーが発生しています。輝度を上げるか、フリッカーフリー対応のモニターへの買い替えが解決策です。

OLEDモニターのABL(自動輝度制限)によるちらつきは、全白表示が一定面積以上になると輝度が自動的に制限される仕組みで発生します。ゲーム中に突然画面が暗くなるように感じる場合はABLが原因で、モニターの故障ではありません。OSD設定でABLの感度を調整できるモデルもあります。

リフレッシュレートとケーブルの確認

モニターのちらつきがリフレッシュレートの変動に同期している場合、G-Sync/FreeSyncのVRR範囲の下限付近でフレームレートが変動している可能性があります。フレームレートをVRR範囲の中間以上に安定させるか、フレームリミッターで下限を設定してください。また、DisplayPortケーブルが緩んでいたり、規格が合っていないとリンクトレーニングの再試行が発生し、画面がちらつくことがあります。ケーブルを差し直すか、別のケーブルに交換して症状が改善するか確認してください。

DisplayPortケーブルの品質が原因でリンクトレーニングの失敗が繰り返されると、画面が一瞬ブラックアウトしたり点滅するように見えます。特に240Hz以上のモニターでは帯域要求が高いため、VESA認証のDisplayPort 1.4ケーブルを使用してください。100均やノーブランドのケーブルは帯域不足でトラブルの原因になります。

G-Sync/FreeSyncのVRR範囲の下限(通常48Hz前後)付近でフレームレートが変動すると、フリッカーが発生することがあります。ゲーム内のフレームリミッターをVRR範囲の下限+10fps以上に設定するか、LFC(Low Framerate Compensation)対応モニターを選ぶことで解消できます。

電源環境の影響

まれに電源タップの品質や電圧の変動がモニターのちらつきの原因になることがあります。他の家電製品(特にエアコンや電子レンジ)と同じ回路に接続している場合、負荷変動でちらつきが出ることがあります。モニターを別のコンセントに接続して改善するか確認してください。モニター自体の故障(インバーターの劣化など)が原因の場合は、メーカー保証での修理・交換が必要です。

電源タップは雷サージ保護付きのものを使用し、容量(合計ワット数)に余裕を持たせてください。PC+モニター+周辺機器で合計600W以上の負荷がかかる場合は、1500W以上の容量を持つ電源タップを推奨します。

蛍光灯(特にインバーター式でない古いタイプ)の点滅がモニターのフリッカーと重なって症状が悪化することがあります。LED照明に変更するか、部屋の照明をオフにしてモニターだけで確認し、照明が原因かどうかを切り分けてください。

モニターの買い替えで解決するケース

PWM調光が原因のちらつきでフリッカーフリー非対応モニターを使っている場合は、買い替えが唯一の解決策です。2026年のゲーミングモニターはほぼすべてフリッカーフリー対応で、ASUS TUF Gaming VG259QM(280Hz IPS、3万円台)でも搭載しています。フリッカーフリー認証はTUV Rheinlandの基準に準拠しており、低輝度時のPWMフリッカーがないことが保証されます。

BenQ ZOWIE XL2546XASUS TUF Gaming VG259QMはいずれもフリッカーフリー認証を取得しています。ちらつきの原因がPWM調光の場合、これらのモニターに買い替えれば根本的に解消されます。商品DBでフリッカーフリー対応の有無とリフレッシュレートを比較してください。

モニターの買い替え時はフリッカーフリー認証の有無を最優先で確認してください。次にリフレッシュレート(144Hz以上推奨)、パネル種類(IPS/OLED推奨)、VRR対応(FreeSync/G-Sync)を確認します。フリッカーフリー+高リフレッシュレート+VRRの組み合わせでちらつきの問題はほぼ完全に解消されます。

ちらつきの症状がどのような状況で発生するか(特定のゲームのみ、特定の輝度でのみ、電源投入直後のみ等)を記録しておくと、原因の特定に役立ちます。

よくある質問

フリッカーフリー対応モニターでもちらつくことがありますか?

あります。フリッカーフリーはPWM調光によるちらつきを防ぐ機能ですが、リフレッシュレートの変動やケーブル接続の不良、GPUドライバの問題によるちらつきはフリッカーフリーでは防げません。原因を正しく切り分けることが重要です。

PWMフリッカーかどうかを確認する方法はありますか?

スマートフォンのカメラをモニターに向けてスローモーション撮影してください。PWM調光のモニターは縞模様や点滅が映ります。フリッカーフリーのモニターでは均一な明るさに見えます。輝度を最低に下げた状態で確認すると判別しやすいです。

FreeSync/G-Sync有効時にちらつく場合はどうすればいいですか?

VRR範囲の下限付近でフレームレートが変動するとちらつきが発生します。ゲーム内のフレームリミッターをVRR範囲の下限+10fps以上に設定するか、LFC(Low Framerate Compensation)対応モニターを使用してください。

モニターのちらつきは目に悪影響がありますか?

PWMフリッカーは目の疲れや頭痛の原因になることが科学的に示されています。長時間使用する場合はフリッカーフリー対応のモニターを強く推奨します。短時間の使用であれば健康への影響は限定的です。

OLEDモニターでもちらつきは発生しますか?

OLEDはバックライトがないためPWMフリッカーは原理的に発生しません。ただしABL(自動輝度制限)による急な輝度変化や、DisplayPortのリンクトレーニング失敗による瞬間的なブラックアウトは別の原因として発生する可能性があります。

関連する記事

リフレッシュレートの基礎はwhat-is-refresh-rateで解説しています。VRR(FreeSync/G-Sync)の設定方法はmonitor-freesync-gsync-setupを参照してください。

目の疲れとちらつきの関係はmonitor-eye-strain-fixで詳しく取り上げています。ケーブルの規格についてはmonitor-refresh-rate-not-showingでも解説しています。

本文中の関連確認: モニターの選び方ガイド