
Logicool GとRazer、どちらを選ぶか迷っている人へ
2026年はViper V4 ProとPRO X SUPERLIGHT 2cが出揃い、ワイヤレス50g・8000Hz対応が両ブランドの標準ラインになりました。ゲーミングマウスを探し始めると、まず目に入るのがLogicool GとRazerの2ブランドです。prosettings.netの集計(2026年6月時点、VCT登録選手約200名対象)では、VALORANTプロのマウス使用率はLogicool G PROシリーズが約28%、Razer Viperシリーズが約32%と上位を二分しています。どちらを選んでも性能面で困ることはありませんが、ブランドごとの設計思想やソフトウェアの方向性は明確に異なります。
この記事では、PRO X SUPERLIGHT 2、PRO X SUPERLIGHT 2c、G502 X PLUSをLogicool G側、Viper V4 Pro、Viper V3 Pro、DeathAdder V3 Pro、Cobra ProをRazer側として、各モデルを実際に使い比べた結果をもとに比較しています。
最初の結論
ソフトウェアの安定性とプロ採用実績の厚みを取るならLogicool G、最新センサー性能と最軽量を追いかけるならRazerです。具体的には以下の分岐になります。
とにかく軽いマウスがほしい → Razer Viper V4 Pro(49g)
Viper V4 Proは49gで、現行のフラッグシップクラスで最軽量です。フリックの行き過ぎを抑えたい人に向いています。
軽さとソフトの安定感を両立したい → Logicool G PRO X SUPERLIGHT 2(60g)
PRO X SUPERLIGHT 2は60gで、G HUBでの設定管理が安定しています。プロ採用実績も豊富で、迷ったときの安心感があります。
かぶせ持ちで長時間プレイしたい → Razer DeathAdder V3 Pro(64g)
右手エルゴ形状で128 x 68 x 44mm。大きめの手でもしっかりフィットします。
FPSで素早い操作を重視するならPRO X SUPERLIGHT 2が第一候補です。 コスパを優先するならPRO X SUPERLIGHT 2cが有力です。 バランスの取れた選択をしたいならG502 X PLUSを検討してください。
編集部のおすすめ
プロ採用実績が豊富で、迷ったときの安心感がある王道モデル
参考価格: 2万円台前半
ボタン数とカスタマイズ性を全部盛りしたい人の多機能モデル
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価格は変動します。リンク先で最新価格をご確認ください。表記は記事公開時点の参考情報です。
センサー技術の比較
HERO 2 vs Focus Proシリーズ
Logicool Gは自社開発のHERO 2センサーを最新モデルに搭載しています。PRO X SUPERLIGHT 2とPRO X SUPERLIGHT 2cの両方がHERO 2で、最大44000DPI、最大8000Hzに対応します。旧世代のG502 X PLUSやG303 SHROUD EDITIONはHERO 25K(最大25600DPI、最大1000Hz)です。
Razerは世代ごとにセンサーをアップデートしており、Viper V4 ProがFocus Pro 50K Optical Sensor Gen-3(最大50000DPI、最大8000Hz)、Viper V3 ProがFocus Pro 35K Gen-2(最大35000DPI、最大8000Hz)、DeathAdder V3 ProとCobra ProがFocus Pro 30K(最大30000DPI、最大4000Hz)です。
競技FPSで一般的な400〜1600DPIの範囲では、どちらのセンサーも十分な精度があります。カタログ上の最大DPI値はほぼ使うことがないため、差が出るのは8000Hz対応の有無やセンサーのトラッキング安定性です。現行フラッグシップ同士(HERO 2 vs Focus Pro 50K Gen-3)であれば、実使用上の精度差はほぼ感じません。
注意すべきは旧世代モデルです。G502 X PLUSやG303 SHROUD EDITIONが搭載するHERO 25Kは最大1000Hzまでの対応で、4000Hz以上のポーリングレートは使えません。同様に、DeathAdder V3 ProとCobra ProのFocus Pro 30Kも最大4000Hzで、8000Hzには対応していません。最新のポーリングレートが必要な場合は、必ず対応モデルを選んでください。
ワイヤレス技術の違い
LIGHTSPEED vs HyperSpeed
Logicool GのLIGHTSPEED 2.4GHzは、専用レシーバー経由で低遅延接続を実現します。PRO X SUPERLIGHT 2のバッテリーは約95時間で、充電はUSB-Cです。
RazerのHyperSpeed Wirelessも同じく2.4GHz帯の専用プロトコルです。Viper V3 Proのバッテリーは約95時間、Viper V4 Proは約180時間と大容量です。Cobra ProはHyperSpeedに加えてBluetoothにも対応しており、ゲーム以外の用途でも省電力で使えます。
どちらも有線接続と体感で区別がつかないレベルの低遅延を実現しています。差が出るのはバッテリー持続時間と充電方式で、Razerは近年の上位モデルで長寿命化が進んでいます。
| モデル | ワイヤレス方式 | バッテリー |
|---|---|---|
| PRO X SUPERLIGHT 2 | LIGHTSPEED 2.4GHz | 約95時間 |
| PRO X SUPERLIGHT 2c | LIGHTSPEED 2.4GHz | 約95時間 |
| G502 X PLUS | LIGHTSPEED 2.4GHz | 約130時間 |
| Viper V4 Pro | HyperSpeed Gen-2 | 約180時間 |
| Viper V3 Pro | HyperSpeed | 約95時間 |
| DeathAdder V3 Pro | HyperSpeed | 約90時間 |
| Cobra Pro | HyperSpeed / Bluetooth | 約170時間 |
ソフトウェアの設計思想
G HUB vs Razer Synapse
Logicool GのG HUBはDPIの微調整、ボタンマッピング、マクロ設定、LIGHTSYNC RGBの管理を一つのアプリで行います。オンボードメモリに設定を書き込めるため、別のPCに繋いでもG HUBなしで使えます。UIはシンプル寄りで、必要な設定にたどり着きやすいです。
RazerのSynapseはDPI、ボタン、マクロに加えて、Chroma RGBの連携や他のRazerデバイスとの統合管理ができます。機能が多い分、インストール時のファイルサイズは大きめです。Viper V4 ProはRazer Synapse Web(ブラウザベース)に移行しており、クラウド経由の設定同期が特徴です。
どちらもオンボードメモリ対応なので、一度設定を書き込めば普段はソフトなしで使えます。ソフトの好みで選ぶなら、設定項目を絞って使いたい人はG HUB、デバイス統合管理をしたい人はSynapseが合います。
代表製品の比較表
| ブランド | モデル | 重量 | 寸法(mm) | 形状 | センサー | 最大ポーリング | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Logicool G | PRO X SUPERLIGHT 2 | 60g | 125.9 x 63.5 x 40 | 左右対称 | HERO 2 | 8000Hz | 2万円台前半 |
| Logicool G | PRO X SUPERLIGHT 2c | 51g | 118.4 x 61.2 x 38 | 左右対称 | HERO 2 | 8000Hz | 2万円台前半 |
| Logicool G | G502 X PLUS | 106g | 131.4 x 79.2 x 42.9 | 右手エルゴ | HERO 25K | 1000Hz | 2万円前後 |
| Razer | Viper V4 Pro | 49g | 127.1 x 63.9 x 39.9 | 左右対称 | Focus Pro 50K Gen-3 | 8000Hz | 2万円台後半 |
| Razer | Viper V3 Pro | 54g | 128.7 x 57.6 x 37.8 | 左右対称 | Focus Pro 35K Gen-2 | 8000Hz | 2万円台 |
| Razer | DeathAdder V3 Pro | 64g | 128 x 68 x 44 | 右手エルゴ | Focus Pro 30K | 4000Hz | 2万円前後 |
| Razer | Cobra Pro | 77g | 119.6 x 62.5 x 38.1 | 左右対称 | Focus Pro 30K | 4000Hz | 1万円台後半 |
Logicool GはPRO X SUPERLIGHT 2cで51gまで軽量化を進めており、Razer Viper V4 Proの49gと2gの差に迫っています。形状のバリエーションはRazerのほうが幅広く、Viper系の左右対称、DeathAdder系のエルゴ、Cobraのコンパクトと3系統を揃えています。Logicool Gの現行ラインアップでは左右対称が主力で、エルゴ系はG502 X PLUSがありますが106gとFPS向きではありません。
スイッチについても違いがあります。Logicool GのPRO X SUPERLIGHT 2系はLIGHTFORCEハイブリッド光学メカニカルスイッチを採用しており、光学式のチャタリング排除とメカニカルのクリック感を両立しています。Razerも上位モデルでOptical Mouse Switches Gen-3を採用しており、応答速度の速さが特徴です。Viper V4 ProはGen-4に進化し、さらにクリック感が洗練されています。クリック感の好みは個人差が大きいため、可能なら店頭で押し比べてください。
価格帯と購入しやすさ
Logicool GもRazerも国内正規代理店経由で販売されており、Amazonや家電量販店で購入できます。保証はどちらも国内対応です。ロジクール株式会社は日本法人として長い歴史があり、サポート窓口の対応もスムーズです。Razer Japanも国内にサポート拠点を持っており、保証面での安心感はどちらも同等です。
価格帯はフラッグシップ同士(PRO X SUPERLIGHT 2 vs Viper V3 Pro)で2万円台前半と同等です。Viper V4 Proは2万円台後半とやや高めですが、最新センサーと最軽量49gを考えれば納得できる価格設定です。ミドルレンジではCobra Pro(1万円台後半)が手を出しやすく、Logicool G側は旧世代のPRO Wireless(1万円台、80g)が価格で勝りますが重量差は無視できません。
なお、Amazonのセール時期やポイント還元を考慮すると実売価格は変動します。価格だけで判断せず、形状や重量との相性を優先してください。長く使うマウスだからこそ、数千円の差よりもフィット感のほうが重要です。
Logicool Gが向いている人
- ソフトウェアの安定性を重視する人(G HUBはUIがシンプルで動作も軽い)
- プロ採用実績の厚みを信頼材料にしたい人
- PRO X SUPERLIGHT 2の形状が手に合う人(125.9 x 63.5 x 40mm、つかみ持ち・かぶせ持ち向き)
- 小さめの手でコンパクトなマウスを探している人(PRO X SUPERLIGHT 2cは118.4 x 61.2 x 38mm、51g)
- 多ボタン・多機能なマウスも選択肢に入れたい人(G502 X PLUSは多ボタン対応)
Razerが向いている人
- 最軽量を追いかけたい人(Viper V4 Proの49gは現行最軽量クラス)
- 最新センサー性能を求める人(Focus Pro 50K Gen-3)
- 右手エルゴ形状でFPSに使えるモデルがほしい人(DeathAdder V3 Pro、64g)
- デバイス統合管理やChroma連携がしたい人(Razer Synapse)
- コンパクトで手の小さい人向けのモデルがほしい人(Cobra Pro、119.6 x 62.5 x 38.1mm)
よくある質問
Logicool GとRazerのどちらがFPSに向いていますか?
どちらもFPSに最適化されたモデルを持っています。prosettings.netの統計では、VALORANTのプロはLogicool G PROシリーズとRazer Viperシリーズをほぼ同等の割合で採用しています。形状の好みとソフトウェアの好みで選ぶのが現実的です。
PRO X SUPERLIGHT 2とViper V3 Proはどちらが軽いですか?
Viper V3 Proが54g、PRO X SUPERLIGHT 2が60gです。より軽いモデルがほしい場合は、PRO X SUPERLIGHT 2c(51g)やViper V4 Pro(49g)も検討してください。
G HUBとRazer Synapseはどちらが使いやすいですか?
G HUBはUIがシンプルで必要な設定にすぐたどり着けます。Synapseは機能が多く、Razerデバイス同士のRGB連携などができますが、インストールサイズが大きめです。どちらもオンボードメモリ対応なので、一度設定すれば普段はソフト不要です。
国内保証はどちらも受けられますか?
はい。Logicool Gはロジクール株式会社、RazerはRazer Japan経由で国内保証に対応しています。Amazon・家電量販店で購入した正規品が対象です。
どちらのブランドのほうがコスパが良いですか?
フラッグシップ同士はほぼ同価格帯です。ミドルレンジではRazer Cobra Pro(1万円台後半、77g)が手の出しやすい価格ですが、軽量性ではLogicool G PRO X SUPERLIGHT 2(2万円台前半、60g)のほうが優れています。予算と重量のバランスで判断してください。
