
24インチゲーミングモニターの最新動向と選び方
24〜25インチはFPS競技で最も使われるサイズです。視野全体を一瞬で把握でき、デスクの奥行きが限られる環境でも快適に設置できます。この記事では、24インチゲーミングモニターの主要モデルを公式スペックと実際の使用感をもとに比較し、用途や予算に合った最適な一台を見つけるための判断材料を提供します。パネル技術の進化により、2026年はIPSの高リフレッシュレートモデルからOLED/QD-OLEDまで選択肢が急拡大しており、価格帯も3万円台のエントリーから15万円台のフラッグシップまで幅広く、必要な機能と予算のバランスで最適なモデルは人によって大きく異なります。
比較対象はBenQ ZOWIE XL2546X, BenQ ZOWIE XL2546K, ASUS TUF Gaming VG259QM, Dell Alienware AW2524HFなど4製品です。スペック表の数字だけでは分からないパネル特性や残像低減技術の実効性、実使用上の注意点も含めて整理しています。2026年6月時点で入手可能な現行モデルに限定し、公式スペックと独立系レビューサイト(RTINGS.com、TFTCentral)の実測データを組み合わせて比較しました。パネル技術(IPS / TN / OLED / QD-OLED / WOLED)、リフレッシュレート、解像度、画面サイズ、HDR対応の組み合わせで最適なモデルが決まります。
まず選ぶならこの分岐
コスパ重視で24インチの入門機がほしいならASUS TUF Gaming VG259QM(280Hz IPS、3万円台)が最有力です。FPS競技でDyAc 2の残像低減を求めるならBenQ ZOWIE XL2546X。500Hzの最高速を体験したいならDell Alienware AW2524HF。予算最優先で144Hzから始めるならBenQ ZOWIE XL2411Kが堅実です。
以下でリフレッシュレート、パネル種類、残像低減技術、コスパの各軸で24インチ帯のモデルを詳細に比較し、最適な1台を見つけるガイドとします。
編集部のおすすめ
DyAc 2搭載のFast TNパネル。XL2546Kの後継で応答速度と残像低減がさらに進化
参考価格: 6万円台
DyAc+搭載の24.5型240Hz TN。FPS競技シーンで長年の実績を持つ定番モニター
参考価格: 5万円台
OC 280Hz対応の24.5型IPS。TNパネルから乗り換えたいFPSプレイヤーの定番
参考価格: 3万円台
価格は変動します。リンク先で最新価格をご確認ください。表記は記事公開時点の参考情報です。
24インチゲーミングモニターの選び方の軸
24インチ帯ではリフレッシュレート、パネル種類、解像度の3点で候補が分かれます。以下の軸ごとに具体的に見ていきます。
リフレッシュレートの選択肢

24インチ帯のリフレッシュレートは144Hz、240Hz、280Hz、500Hzと幅広いです。BenQ ZOWIE XL2411Kの144Hzはエントリー向けで3万円台、XL2546Xの240HzはFPS定番で6万円台、ASUS TUF Gaming VG259QMの280Hzは3万円台と高コスパ、Dell Alienware AW2524HFの500Hzは5万円台で現行最速クラスです。144Hzから240Hzへの差は大きく体感できますが、280Hzから500Hzへの差は環境次第で感じにくくなります。
パネル種類と用途

24インチ帯にはTN、IPS、Fast TNの3タイプがあります。TNのXL2411Kは視野角が狭く色再現は控えめですが、応答速度が速くFPS専用機として根強い人気があります。IPSのVG259QMやAW2524HFは色再現性と視野角に優れ、ゲーム以外の用途にも使いやすいです。Fast TNのXL2546Xは従来のTNの速さを維持しつつ、画質面でも改善が見られます。
DyAc 2とELMB Sync

残像低減技術の有無はFPSでの敵視認性に影響します。XL2546XのDyAc 2は残像低減と視認性の両立で競技シーンで高い評価を受けています。VG259QMのELMB Syncは可変リフレッシュレートと併用できる点が強みです。AW2524HFは500Hzの超高リフレッシュレートで残像そのものを減らすアプローチです。
コスパと予算
3万円台のVG259QMとXL2411Kはコスパが良く、初めてのゲーミングモニターにも手を出しやすいです。5〜6万円台のXL2546XやAW2524HFは機能と性能のバランスが取れた中核モデルです。予算3万円以下ならVG259QMの一択に近く、DyAc 2が必要ならXL2546Xまで予算を伸ばす価値があります。
画面サイズと視認性の関係
24インチ(正確には24.5インチが多い)はFPS競技で最も支持されるサイズです。画面全体を視線移動なしに把握でき、情報の取りこぼしが少ないのが理由です。27インチと比較すると、同じフルHD解像度でもピクセル密度が高くなるためドット感が少なく、テクスチャや敵のシルエットがくっきり表示されます。デスクの奥行きが50cm以上あれば快適に使用でき、モニターアームと組み合わせれば45cm程度でも適切な視聴距離を確保できます。
スペック比較表
24インチゲーミングモニターの主要スペックを一覧で確認できます。パネル種類、リフレッシュレート、応答速度、HDR対応、適応同期、価格帯を横並びで比較してください。
| 製品 | 参考価格 | サイズ | パネル | リフレッシュ | 解像度 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|
BenQ ZOWIE XL2546Xイチオシ | 6万円台 | 24.5" | Fast TN | 240Hz | 1920x1080 | Amazon楽天 |
BenQ ZOWIE XL2546K | 5万円台 | 24.5" | TN | 240Hz | 1920x1080 | Amazon楽天 |
ASUS TUF Gaming VG259QM | 3万円台 | 24.5" | IPS | 280Hz | 1920x1080 | Amazon楽天 |
Dell Alienware AW2524HF | 5万円台 | 24.5" | IPS | 500Hz | 1920x1080 | Amazon楽天 |
記載スペックは公式値。
各モデルの選定理由
BenQ ZOWIE XL2546X
DyAc 2搭載のFast TNパネル。XL2546Kの後継で応答速度と残像低減がさらに進化
BenQ ZOWIE XL2546Xは24.5インチ Fast TNパネル 1920x1080 240Hzのモニターで、GtG応答速度0.5msです。 Fast TNパネルの0.5ms応答は液晶パネルの中でもトップクラスの速さで、残像の少なさではIPSを上回ります。 適応同期はFreeSyncに対応しています。 色域はsRGB 99%をカバーし、 接続端子はHDMI 2.0 x3 / DisplayPort 1.2 x1を搭載しています。 メリットとしてはDyAc 2で前世代より残像低減が強化が挙げられます。 また、Fast TNパネルで応答速度が向上点も見逃せません。 ただし、FHD×TNの組合せは用途が限定的というデメリットもあります。 スタンドは高さ / チルト / スイベル / ピボット調整に対応しています。 6万円台で購入可能で、用途と予算のバランスを考えて検討してください。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。
BenQ ZOWIE XL2546K
DyAc+搭載の24.5型240Hz TN。FPS競技シーンで長年の実績を持つ定番モニター
BenQ ZOWIE XL2546Kは24.5インチ TNパネル 1920x1080 240Hzのモニターで、GtG応答速度0.5msです。 Fast TNパネルの0.5ms応答は液晶パネルの中でもトップクラスの速さで、残像の少なさではIPSを上回ります。 適応同期はFreeSyncに対応しています。 色域はsRGB 99%をカバーし、 接続端子はHDMI 2.0 x3 / DisplayPort 1.2 x1を搭載しています。 メリットとしてはDyAc+残像低減でFPSの視認性が高いが挙げられます。 また、XL Setting to Shareで設定をエクスポート・共有可能点も見逃せません。 ただし、TNパネルで色再現性・視野角が限られるというデメリットもあります。 スタンドは高さ / チルト / スイベル / ピボット調整に対応しています。 5万円台で購入可能で、用途と予算のバランスを考えて検討してください。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。
ASUS TUF Gaming VG259QM
OC 280Hz対応の24.5型IPS。TNパネルから乗り換えたいFPSプレイヤーの定番
ASUS TUF Gaming VG259QMは24.5インチ IPSパネル 1920x1080 280Hzのモニターで、GtG応答速度1msです。 DisplayHDR 400に対応しており、HDRコンテンツでの映像表現力に優れています。 IPSパネルの1ms GtG応答は実用的な水準で、FPSでも目立つ残像は出にくいレベルです。 適応同期はG-Sync Compatible / FreeSyncに対応しています。 色域はsRGB 99%をカバーし、 接続端子はHDMI 1.4 x2 / DisplayPort 1.2 x1を搭載しています。 メリットとしては280Hz×IPSで色と速度を両立が挙げられます。 また、3万円台でコスパが高い点も見逃せません。 ただし、FHD解像度で27型以上へのステップアップ時に買い替えが必要というデメリットもあります。 スタンドは高さ / チルト / スイベル / ピボット調整に対応しています。 3万円台で購入可能で、用途と予算のバランスを考えて検討してください。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。
Dell Alienware AW2524HF
世界初の500Hz IPSモニター。究極の応答速度を追求するFPS競技プレイヤー向け
Dell Alienware AW2524HFは24.5インチ IPSパネル 1920x1080 500Hzのモニターで、GtG応答速度1msです。 IPSパネルの1ms GtG応答は実用的な水準で、FPSでも目立つ残像は出にくいレベルです。 適応同期はFreeSync Premium / G-Sync Compatibleに対応しています。 色域はsRGB 99%をカバーし、 接続端子はHDMI 2.1 x1 / DisplayPort 1.4 x2 / USB 3.2 x4を搭載しています。 メリットとしては500Hzリフレッシュレートは現行最高クラスが挙げられます。 また、IPS×24.5型で視野角と色の両立点も見逃せません。 ただし、FHD解像度に限定されるというデメリットもあります。 スタンドは高さ / チルト / スイベル / ピボット調整に対応しています。 5万円台で購入可能で、用途と予算のバランスを考えて検討してください。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。 この記事では24インチ帯の観点で評価しています。
使い方別の相性ガイド
FPS競技でDyAc 2の残像低減を最大限活用したい → BenQ ZOWIE XL2546X
BenQ ZOWIE XL2546Xは24.5インチ Fast TNパネル 1920x1080 240Hz、応答速度0.5msです。24.5インチ Fast TN 240Hz DyAc 2はプロシーンと同じ環境で、残像低減と視認性の両立で競技FPSの定番です。S Switchとシールドキットで設定のカスタマイズも充実しています。
3万円台で280Hzの高コスパFPSモニターがほしい → ASUS TUF Gaming VG259QM
ASUS TUF Gaming VG259QMは24.5インチ IPSパネル 1920x1080 280Hz、応答速度1msです。24.5インチ IPS 280Hz 3万円台はコストパフォーマンスが突出しています。IPSの色再現でゲーム以外の用途にも対応でき、ELMB Syncで残像低減も可能です。
500Hzの現行最速リフレッシュレートを体験したい → Dell Alienware AW2524HF
Dell Alienware AW2524HFは24.5インチ IPSパネル 1920x1080 500Hz、応答速度1msです。24.5インチ IPS 500Hzは入力遅延を理論上最小にしたいプレイヤー向けです。Premium Panel保証で安心感もあります。
予算最優先で初めてのゲーミングモニターが欲しい → BenQ ZOWIE XL2546K
BenQ ZOWIE XL2546Kは24.5インチ TNパネル 1920x1080 240Hz、応答速度0.5msです。24.5インチ TN 240Hz DyAc+は5万円台で、FPS競技で十分な性能を持つ定番モデルです。XL2546Xの前世代ですが現役で使えるスペックです。
購入前に確認しておきたいこと
よくある質問
24.5インチと27インチのどちらがFPSに向いていますか?
FPS競技では24.5インチが依然として主流です。画面全体が視野に収まり、ミニマップや弾数表示を確認する際の視線移動が少ないです。27インチは敵が大きく見える利点がありますが、画面端の情報確認で視線を動かす距離が増えます。デスクの奥行きが55cm以下なら24.5インチが安全です。
280Hzと500Hzの体感差は大きいですか?
280Hz(VG259QM)と500Hz(AW2524HF)の差は小さく、ほとんどのプレイヤーには判別困難です。ただし入力遅延は500Hzのほうが理論上低くなるため、反応速度に自信があるプレイヤーは差を感じる可能性があります。コスパを考えると280Hzで十分なケースが多いです。
TNパネルのモニターは2026年でもまだ使える?
BenQ ZOWIE XL2546X(Fast TN)は2026年でもFPS競技で根強い人気があります。色再現と視野角ではIPSやOLEDに劣りますが、0.5ms GtGの応答速度とDyAc 2の残像低減は液晶パネルのなかでトップクラスです。FPS専用機として割り切るなら十分に現役です。
24インチモニターでWQHD解像度の製品はありますか?
24インチ帯でWQHD解像度のゲーミングモニターは2026年時点ではほとんどありません。24.5インチではフルHD(1920x1080)が標準で、WQHDを求めるなら27インチに移行する必要があります。24.5インチのフルHDは画素密度的にバランスが良い組み合わせです。
DyAc 2なしのXL2411Kでも十分ですか?
カジュアルFPSプレイヤーならDyAcなしのXL2411K(144Hz TN)でも十分に楽しめます。60Hzからの乗り換えなら144Hzでも劇的に体感が変わります。ランク上位を目指して残像低減が欲しくなったら、DyAc 2搭載のXL2546Xへのアップグレードを検討してください。
今回あえて外した製品
今回は24インチゲーミングモニターとして4製品に絞り込みました。以下の製品は検討のうえ選外としています。選外の理由は「本記事の比較軸に合わない」「サイズや解像度が異なる」「価格帯が大きく外れる」のいずれかで、製品自体の品質が低いわけではありません。別カテゴリの記事では主力として取り上げている製品も多いです。用途やサイズが合えば十分な性能を持つモデルばかりなので、条件が合えば別記事も確認してください。